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リントヴルム近郊 リューリ湖 墜ちた城――
セイル:よ? ヒルデかよ。
セイル Saille
「湖の処女」の名で知られ、天空に浮かべた城に居を構える伝説的存在。
叙情詩『ロマンティック・ライゼ』によれば、「導師」たちの旅を側面から支援し、故に魔神の襲撃を受け、居城を湖に落とされたという。
叙情詩『ロマンティック・ライゼ』をエルファランゼに広めた黒幕。
年齢不詳。
ノヴァリス邸 階下――
この日、ノヴァリス邸の階下では、結婚に備えて実家に戻る侍女のためのささやかな送別会が開かれていた。
ノヴァリス家には二つの使用人団が存在する。ノヴァリス家に古くから仕えている一団と、ノヴァリス夫人ミリヤムが生家から連れてきた一団である。
この日の主役は夫人付きの侍女であり、集まった者も、皆、夫人付きの侍女たちばかりであった。
ノヴァリス家の二つの使用人団の関係は、主夫妻の仲の映し鏡であり、全くの没交渉である。
今後はなろうで。