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エレ:おう。来たわね。
ル・ティシェ:最初はお前か。
エレ:そそ。私ほどの存在感なら、当然トメにするべきなんだけど、アレがいるからね。クレジット順はW主演あたりで我慢してあげるわ。
ル・ティシェ:そうか。
エレ:母も来てるから、あっち行きましょ。
ユノ:初めまして。ユノ・テュアイアです。
ル・ティシェ:ル・ティシェです。
ユノ:娘がお世話に、なってる?
ル・ティシェ:いえ、あまり。
エレ:どちらかというと、世話してるわ。
ル・ティシェ:いや、それも違う。
エレ:なんだと。
ユノ:はいはい、ガンを飛ばし合わないの。それにしても、ル・ティシェさんとはこれが最初で最後なんて、少し残念ね。
ル・ティシェ:……「それ」を思い立ったのがいつだったか、もう忘れましたが、私たちの最後はこの場所で、と決めていました。
エレ:過去も現在も未来もない、この場所で、か。
ユノ:私とは初対面だから、ル・ティシェさんに思い出星はあげられないわね。
ル・ティシェ:……あるんですか。
エレ:ねーよ。
ル・ティシェ:……親娘だな。
エレ:ため息つきながら言うんじゃない。
ユノ:ウフフフフ。
エレ:しかし、あんたとは結局、仲が良かったのか、悪かったのか。
ル・ティシェ:悪くはなかったが、良くもなかった。
エレ:そんな感じね。
ル・ティシェ:もう一歩、突っ込んだ関係にすれば良かった、と思う事もある。
エレ:ん?
ル・ティシェ:お前は敵にすべきだった。
エレ:あぁん?
ル・ティシェ:少なくとも、完全な味方ポジションに置くべきではなかったかな。付かず離れずの「存在」は、いるべきだったと感じる。シリーズ毎の、ではなく全編を通しての、だ。
エレ:喩えるなら「蛇」ちゃんとか?
ル・ティシェ:ああ、いいな。理想的だ。うちは結局、全員仲良しこよしにしてしまったからな。スパロボ状態だ。
エレ:しっかし、あんたの好敵手なんて、私には役不足ねぇ。
ル・ティシェ:言ってくれる。それぐらいの相手じゃないと、私の向こうを張れないだろう。
エレ:まあね。
ユノ:さあ、まだ回る場所はたくさんあるのでしょう。お行きなさい、ル・ティシェさん。私は娘とここでお話してます。
エレ:旅の話でも聞きながら、お茶でも啜ってるわ。
ル・ティシェ:……エレ・テュアイア。
エレ:なんじゃい。
ル・ティシェ:何か、あるか。
エレ:んー? 別に。
じゃあね。
今後はなろうで。
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