ECO家の一族 クローバーワールドの片隅に生きる、とある一族のお話。
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永遠と名づけてデイドリーム〜from Infiorata


ル・ティシェ:ここは……。そうか。その日が来たのだな。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

…………。


…………。


…………。













エレ:おう。来たわね。


ル・ティシェ:最初はお前か。


エレ:そそ。私ほどの存在感なら、当然トメにするべきなんだけど、アレがいるからね。クレジット順はW主演あたりで我慢してあげるわ。


ル・ティシェ:そうか。


エレ:母も来てるから、あっち行きましょ。













ユノ:初めまして。ユノ・テュアイアです。


ル・ティシェ:ル・ティシェです。


ユノ:娘がお世話に、なってる?


ル・ティシェ:いえ、あまり。


エレ:どちらかというと、世話してるわ。


ル・ティシェ:いや、それも違う。


エレ:なんだと。


ユノ:はいはい、ガンを飛ばし合わないの。それにしても、ル・ティシェさんとはこれが最初で最後なんて、少し残念ね。



ル・ティシェ:……「それ」を思い立ったのがいつだったか、もう忘れましたが、私たちの最後はこの場所で、と決めていました。


エレ:過去も現在も未来もない、この場所で、か。


ユノ:私とは初対面だから、ル・ティシェさんに思い出星はあげられないわね。


ル・ティシェ:……あるんですか。


エレ:ねーよ。


ル・ティシェ:……親娘だな。


エレ:ため息つきながら言うんじゃない。


ユノ:ウフフフフ。













エレ:しかし、あんたとは結局、仲が良かったのか、悪かったのか。


ル・ティシェ:悪くはなかったが、良くもなかった。


エレ:そんな感じね。


ル・ティシェ:もう一歩、突っ込んだ関係にすれば良かった、と思う事もある。


エレ:ん?


ル・ティシェ:お前は敵にすべきだった。


エレ:あぁん?


ル・ティシェ:少なくとも、完全な味方ポジションに置くべきではなかったかな。付かず離れずの「存在」は、いるべきだったと感じる。シリーズ毎の、ではなく全編を通しての、だ。


エレ:喩えるなら「蛇」ちゃんとか?


ル・ティシェ:ああ、いいな。理想的だ。うちは結局、全員仲良しこよしにしてしまったからな。スパロボ状態だ。


エレ:しっかし、あんたの好敵手なんて、私には役不足ねぇ。


ル・ティシェ:言ってくれる。それぐらいの相手じゃないと、私の向こうを張れないだろう。













エレ:まあね。













ユノ:さあ、まだ回る場所はたくさんあるのでしょう。お行きなさい、ル・ティシェさん。私は娘とここでお話してます。


エレ:旅の話でも聞きながら、お茶でも啜ってるわ。


ル・ティシェ:……エレ・テュアイア。


エレ:なんじゃい。


ル・ティシェ:何か、あるか。


エレ:んー? 別に。













じゃあね。

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